MA-1 を軽くしよう その1
Light-Weight MA-1 Blouson / BG-22AW 07M
皆さん、お疲れ様です。
AMPLIATE売れ筋の最軽量MA-1について、小出しで語ろうかと思います。
今回は第1弾として、そもそもMA-1に軽量化って要るの?って根本的な話から。
知っている人も多いと思いますが、先ずはお復習いとしてMA-1について簡単な説明からしましょう。
元々はアメリカ軍が、1950年代初頭にB-15型フライトジャケットの後継として開発したボマージャケットが、MA-1型フライジャケットとなります。
※B-15フライトジャケット参考画像
読み方は『エムエーワン』、語呂良い呼び名として『マークワン』、『マースト』、『エムワン』など。
プロペラ機からジェット機に移行すると、必然的に飛行高度は上がるが気温は下がるし、当時の戦闘機は機密性が今ほど高くない為、気圧変化と低温度でジャケットに結露した水分が氷結して搭乗員の活動を脅かす。
その対策としてマイナス10度の気温を想定して、B-15で多かった革製からナイロン製になり、低体温症から守る為の非常に高い防寒性や結露及び、結露や氷結から守る防水性も付与された結果、本物のMA-1は相応に重い!!
※余談ですが、リバーシブル仕様のMA-1で裏面がエグい色目をしているタイプは、軍用として5回目の改良で生まれたDタイプの仕様を汲んでいるとかいないとか・・・。
Dタイプは、裏側がエマージェンシーカラーのインディアンオレンジの生地を採用し、脱出及び墜落した場合にジャケットを裏返して着用し、救出部隊に発見され易くする為の様です。 確かに目立つインディアンオレンジ
MA-1型フライトジャケットのデザインとして、狭い軍用機内で邪魔にならないシンプルなディティールや、座った際に尻と腰の間に生地が挟み込まない様に後ろ身頃の丈が前身丈より短くなる様な調整はあるものの、基本的にオリジナルに忠実になるほどボリューム感が増して重たくなるのも否めません。
ましてや、革製品になれば更に重量も増し増しに・・・。
軽くするなら、徹底機な軽量化でむしろ機能性とも謳えるレベルにと、色々と盛り込んだ逸品。
今回はここまでで、次回は具体的な軽量化についてお話します。